株式会社ジェイ・エム・エスは水質分析計の開発・販売会社です。

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製品情報

全窒素濃度分析計
型式:TN-4000(水質総量規制関連計器)
特長
 □信頼性と経済性
 □簡単メンテナンス
 □自動校正機能
 □自動洗浄機能
 □USBメモリー機能
 □リアルタイムトレンドグラフ表示機能
 □大容量HDDの搭載
 □大型カラー液晶タッチスクリーン
 □全駆動部の手動確認機能
 □消耗品交換信号
 □120℃30分の加熱法採用
 □太い配管構造で目詰まりが少ない
 □簡単操作(直感的視認性&操作性)
概要
全窒素濃度のモニタリングは、水質汚濁防止法より規制され、環境へ与える負荷を軽減するために大変重要な水質管理の指標となっています。TN-4000は、長期にわたり、低コストで信頼性のある全窒素濃度のモニタリングを提供します。お客様のアプリケーションより分析サイクルは、キー操作で簡単に変更でき、試薬を含むランニングコストの軽減化にも大きく寄与することができ、工場や事業所の排水監視に大変役立つオンライン分析計です。本分析計は「排水基準を定める省令の規定に基づく環境大臣が定める排水基準に係る検定方法」の測定をベースに「120℃ペルオキソ二硫酸カリウム分解法」による全窒素測定法を採用しています。難分解性の窒素化合物を完全分解するために公定法と同じ120℃30分間の熱分解法を採用しています。オンライン全窒素分析計TN-4000は、各種工場や事業所から排出される排水中に含まれる全窒素濃度のオンライン測定を行うために開発されました。自動校正機能や測定毎に実施される自動洗浄機能の活用で保守点検サイクルの長期化を実現することができ、フィールドから多くの意見を反映した結果、計器構造を簡素化することによりメンテナンス性を格段に向上させることができました。また、分析系統の配管径を大きくすることより配管内の詰まりを防ぎ、測定セルは清掃時に簡単に開閉することができ、装置のダウンタイムを最大限に軽減することができます。更に、搭載されている全ての電磁弁やポンプ類は、マニュアルキー操作で稼働確認を行うことができます。

分析工程

分析は、上記の9種類の工程で自動制御されます。測定毎に洗浄液で接液及び反応チャンバは洗浄されます。洗浄後に分析サンプルは計量カップを経由し、プレ反応器へ導入されます。添加される酸化試薬は、撹拌機構で十分にサンプル水と混合され加熱装置へ導入されます。加熱装置内で全窒素化合物は完全分解されます。次に冷却装置でサンプル水が冷却され塩酸溶液が添加され、酸化され青色を呈色します。最終的に呈色後のサンプルの濃淡はD2ランプより発光される波長の吸収量として高性能なフォトセンサで電気信号に変換されます。変換された電気信号は、標準液で予め作成された検量線より全窒素濃度の測定値として的確に換算され、LCDに表示されアナログ及びデジタル信号として外部に出力されます。

仕様
 型式  TN-4000
 測定項目  工場や事業所から排出される排水中に含まれる全窒素濃度
 測定原理  120℃ペルオキソニ硫酸カリウム分解+紫外線吸光光度法
※公定法と同じ30分間の加熱を実施しています。
 測定範囲  0-60mg/L (0-100mg/L オプション)
 繰返精度  ±3%F.S.   ※測定レンジにより異なる
 再現性  ±3%F.S.   ※測定レンジにより異なる
 測定サイクル  60分(キー操作により可変)
 サンプル圧力  <0.2MPa
 サンプル温度  5-40℃
 サンプル流量  >300ml/分
 警報出力  リレードライ接点×4点接点容量:250VAC/6A
 測定値(高/低)、計器状態、計器異常など(校正エラー、ヒータエラー、サンプル水低などの
 一括警報)
 アナログ出力  4-20mA 負荷抵抗:<500Ω
 校正  手動/自動(キー操作より自動校正周期の設定が可能)
 ユーティリティ  試薬1:ペルオキソニ硫酸カリウム溶液+水酸化ナトリウム溶液
 試薬2:塩酸溶液
 ※冷却水として水道水が必要
 電源電圧  100/240VAC 50/60Hz 最大約800VA
 寸法・重量  550(W)×950(H)×350(D)mm 約80kg
 設置環境  1-60℃ 最大85%RH ※結露なきこと
 消耗品  試薬 校正用標準液 ポンプチューブ D2ランプなど
※改良のため、予告なく仕様変更する場合がございます。