株式会社ジェイ・エム・エスは水質分析計の開発・販売会社です。

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製品情報

硬度計
型式:AQUACON RH/GH
特長
 □信頼性と経済性
 □簡単メンテナンス
 □自動測定開始/停止機能
 □計量コンパクト
 □オンライン自動滴定方式
 □試薬残量エラー機能
 □液晶タッチパネルスクリーン
 □分析インターバル機能
 □ランニングコストの削減
 □自動洗浄機能(オプション)
概要
水中の硬度成分のモニタリングは、あらゆる産業において大変重要な水質管理の指標となっています。冷却水系の硬度成分は、熱交換率の低下を招き、飲料業界ではミネラル水の管理指標として硬度濃度はボトルラベルに記載されることが一般的となっています。また、ボイラー給水用の純水製造装置のイオン交換樹脂塔からの硬度成分の二次リーク監視にもAQUACONは、活用されています。構造及び分析工程は大変シンプルです。測定セル及び接液配管はサンプル水で洗浄されます。洗浄後に電磁弁が閉じ測定セル内へサン プル水の供給を停止します。次に試薬が測定セルへ添加されます。測定セル内ではテフロン撹拌子が回転しているためサンプル水と試薬は十分に混合されます。サンプル水中に硬度成分が含まれている場合、呈色反応が発生しま す。AQUACONでは、呈色の終点検出までに添加した試薬量より硬度濃度を検出しています。装置内で水系と電気系は鋼板で完全に分離され、安全性が確保されています。オンライン滴定方式を採用しているので検量線を作成することなく信頼性のあるオンライン分析を行うことができます。オンライン硬度分析計型式:AQUACONは、フィールドから多くの意見を反映させた結果計器構造を簡素化することに成功しました。よりメンテナンス性を格段に向上させることを目的としています。また、分析系統の配管径を大きくすることより配管内の詰まりを防ぎ、測定セル開閉、清掃も簡単に行うことができ、装置のダウンタイムを最大限に軽減することができます。更に、搭載されている全ての電磁弁やポンプ類は、マニュアルキー操作で稼働確認を行うことができます。AQUACONシリーズは、長期にわたり、低コストで信頼性のある硬度モニタリングを提供します。24時間、365日で連続モニタリングが実現できます。

分析工程

分析は、上記の6種類の工程で自動制御されます。サンプル水でブランクの電気信号を取得した後に反応試薬が連続的に測定セルへ添加されます。測定セル内は、撹拌子が回転しているためサンプル水と試薬は十分に混合されます。サンプル水中の硬度成分と試薬が反応して呈色反応が発生します。呈色の終点が検出されるまで試薬は一定間隔で連続的に測定セルへ添加されます。呈色反応の終点に至るまでの試薬添加量より硬度濃度を検出しています。分析終了後、測定セル及び接液部材はサンプル水で洗浄され次の分析へ移行します。

仕様
 型式  RH / GH05 / GH10 / GH20
 測定原理  比色法(呈色終点の検出方式)
 測定項目  全硬度
 測定範囲  RH: 0-9.99 GH05: 0-70.0 GH10: 0-350 GH20: 0-900 単位:r/L
 測定精度  5% ※校正濃度・測定値により異なる
 分解能  0.01r/L(最小)      ※測定値により異なる
 測定周期  5~13分 ※キー操作で可変   ※測定濃度により異なる
 サンプル流量  約500ml/分
 サイクル温度  5−30℃
 サンプル圧力  0.05−0.8MPa
 試薬消費量  約500ml/月
 出力信号1  測定値 高 異常 リレー出力(230V/3A)
 出力信号2  計器異常/試薬残量低 (230V/3A)
 出力信号3  4−20mA(測定値)<500Ω
 出力信号4  計器状態 停止・測定など
 入力信号1  測定開始・停止
 電源電圧  100−240VAC 50/60Hz 約100VA
 寸法・重量  550(W)×750(H)×300(D)mm 約6kg
 消耗品  試薬1 測定セル 受発光部、ポンプチューブキットなど
※改良のため予告なく仕様変更する場合がございます。