ニッケルイオン濃度分析計 - 株式会社ジェイ・エム・エス

製品情報

ニッケルイオン濃度分析計
型式：Ni-4000S

特長
　□信頼性と経済性
　□簡単メンテナンス
　□自動校正機能
　□自動洗浄機能
　□リアルタイムトレンド・グラフ表示機能
　□電装部と通水部の隔離
　□アナログ出力によるループ負荷チェック機能
　□サンプル水温調機能装備
　□検量線自動切り替え機能
　□測定結果メモリー機能

概要
Ni-4000Sは、長期にわたり低コストで信頼性のあるニッケルイオンのモニタリングを24時間365日連続で提供することができます。
お客様のサンプル性状に合わせたプロセスタイムを設定すれば多種多様のサンプル水に対応することができます。特に酸性サンプルの測定に効果的です。プロセスタイムの設定はキー操作で簡単に行うことが出来ます。また、測定サイクルの調整機能は、試薬を含むランニングコストの軽減化に大きく寄与します。

分析工程

分析は、上記の11種類の工程で構成されています。洗浄工程ではサンプル水を利用して接液部や測定セルの洗浄を行い、計量工程では測定セル内のサンプル量を調整します。ブランク工程では測定セルに導入されたサンプル水の透過度を電気信号に変換します。試薬1、2の添加工程・撹拌工程・反応工程ではサンプル水をpH調整しPANよりサンプル水中に含まれる金属イオンが非選択的に反応し高感度で安定な錯体を形成した後、サンプル水の透過度が再度電気信号に変換されます。試薬3の添加工程・撹拌工程・反応工程では、ニッケル及びコバルト以外の金属種の結合がEDTAで乖離され、サンプル水の透過度が電気信号に変換されます。測定の工程では変換された電気信号を利用し吸光度が計算されます。計算された吸光度は予め標準液で作成された検量線でニッケルイオン濃度として的確に変換されます。測定結果は、LCDに表示されアナログ及びデジタル信号として外部に出力されます。測定が終了するとサンプル水で接液部及び測定セルを洗浄し次の測定へ自動的に進行します。

仕様

型式	Ni-4000S
測定原理	比色法（吸光光度法）
測定項目	水道水、地下水、工場排水、メッキ処理水などのニッケルイオン
測定範囲	0-5㎎／L
測定精度	±3％F.S. 　　　　※校正濃度により異なる
分解能	0.001㎎／L　　　 ※測定値により異なる
測定周期	20分　　　　　　 ※キー操作で可変
サンプル流量	約500ml／分
サンプル温度	5-40 °C
サンプル圧力	0.05-0.1MPa
試薬消費量	約1L／月　※20分の測定周期
出力信号１	測定値低／高　異常　リレー出力（125V／1A）
出力信号２	計器異常／濁質・気泡混入・センサー（125V／1A）
出力信号３	4－20mA（測定値）＜250Ω　Digital（RS485）
出力信号４	計器状態　停止・測定・校正中など
入力信号１	測定開始・停止
電源電圧	100－240VAC　50／60Hz　約300VA
寸法・重量	550（W）×750（H）×300（D）mm 約30kg
消耗品	試薬1、2、3　校正用標準液　測定セル　ポンプチューブキットなど