株式会社ジェイ・エム・エスは水質分析計の開発・販売会社です。

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製品情報

鉄イオン濃度分析計
型式:FE-4000S
特長
 □信頼性と経済性
 □簡単メンテナンス
 □自動校正機能
 □自動洗浄機能
 □リアルタイムトレンド・グラフ表示機能
 □電装部と通水部の隔離
 □アナログ出力によるループ負荷チェック機能
 □サンプル水温調機能装備
 □検量線自動切り替え機能
 □測定結果メモリー機能
概要
FE-4000Sは、長期にわたり、低コストで信頼性のある溶存全鉄のモニタリングを提供します。24時間、365日、5分間隔で連続モニタリングが実現できます。お客様のアプリケーションより分析サイクルは、キー操作で簡単に変更でき、試薬を含むランニングコストの軽減化にも大きく寄与することができます。装置内で水系と電気系は鋼板で完全に分離され、安全性が確保されています。
校正は、以下の3種類の手法より実行できるため信頼性の確保及び現場の設置状況に応じ適切な手法を選択することができます。@手動による標準添加法A自動による標準添加法B基準器比較法。自動校正機能や自動洗浄機能の活用で保守点検サイクルの長期化を実現することができ、フィールドからの多くの意見を反映させた結果、簡素化された計器構造の構築でメンテナンス性を格段に向上させることができました。また、分析系統の配管径を大きくすることより配管内の詰まりを防ぎ、測定セルは清掃時に工具無しに開閉することができ、装置のダウンタイムを最大限に軽減することができます。更に、搭載されている全ての電磁弁やポンプ類は、マニュアルキー操作で稼働確認を行うことができます。

分析工程

分析は、上記の6種類の工程で自動制御されます。サンプル水でブランクの電気信号を取得した後に試薬が添加され、撹拌装置でサンプル水と添加試薬は良く混合されます。マスキング処理後に1価の鉄イオンは化学的な還元工程で2価の鉄イオンに還元されます。次の工程では測定セル内で効率よく呈色反応が発生します。呈色後のサンプルの濃淡でLEDより発光される波長の吸収量は高性能なフォトセンサで電気信号に変換されます。変換された電気信号は、予め作成された検量線より鉄イオン濃度の総量を測定値として的確に換算し、LCDに表示されアナログ及びデジタル信号として外部に出力されます。分析後は、サンプルを利用して接液部及び測定セルの洗浄を行います。

仕様
 型式  FE-4000S / FE-4000Ultra
 測定原理  比色法(吸光光度法)
 測定項目  水道水、工場排水、飲料水、地下/河川水、海水、ボイラー給水中の溶存全鉄濃度
 測定範囲  4000S:0-5mg/L    4000Ultra:0-100μg/L もしくは 0-500μg/L
 繰返精度  4000S:±3%      4000Ultra:±1mg/L  ※測定濃度による
 分解能  4000S:0.01mg/L   4000Ultra:0.1μg/L
 再現性  4000S:±3%      4000Ultra:±1μg/L
 分析方法  比色法(吸光光度分析法)
 測定時間  5分  ※キー操作で調整可能
 サンプル流量  500ml/分
 サンプル温度  5-40℃
 サンプル圧力  0.05-0.1MPa
 試薬消費量  約500ml/月
 アラーム1  測定値高/低(125V/1A)
 アラーム2  計器異常(濁質異常、気泡混入、センサー)
 出力信号  4-20mA <250Ω Digital (RS485)
 電源電圧  100-240VAC 50/60Hz 300VA
 寸法・重量  550(W)x 750(H)x 300(D) mm 約30kg
 消耗品  試薬 校正用標準液 測定セル ポンプチューブ
※改良のため、予告なく仕様変更する場合がございます。